JSAボールエクササイズ(関節コンディショニング)Vol.44 2020.10.25

 前回の予告通り、『足首』のコンディショニングに重点を置いて行いました。

最初に距骨のポジショニングと大腰筋の出力チェック。(というより実験;)
距骨は何と大腰筋と連動していて、距骨が正しくポジショニングされることで大腰筋が正しく働き、
逆に距骨のポジショニングのズレがあると大腰筋も正しく働かず、上げた脚が保ち難くなります。

ポジショニングのズレは、日頃から運動をしている、していないに関わらず、高い割合で起きているそうで、先々のケガの素にもなり得ます。
しかも自覚することが難しく、運動指導者からの指摘でやっと気付く位の微妙なズレです。

舞台本番があっても無くても、いざ困った・・とならない為に、
自力で出来る距骨のポジショニング修正と、スモールボールを使った修正後の足首エクササイズをしました。
エクササイズはこれまで幾度と繰り返してきたものですが、更にエクササイズの精度が高まったかと思います。足首の詰まり感の解消、甲出しにも役立ちます。

他、スモールボールを使っての腰椎リリース。緩んだところで前屈チェックをしました。
鼠径部を2つ折りに!という意識をし過ぎるとかえって屈曲がきかなくなってしまうので、90度近くまで屈曲したらあとは腰回りをそーっと脱力、顔が脛に限りなく近付きます。
股関節、ハムストリングの柔軟性というより、腰部の脱力コントロール。動きの記憶の塗り替えです。
さらっと書きましたが、生まれてから今までの動きのプログラムを変えていく作業は簡単ではないです。練習練習。

あっという間の90分。次回(11月29日)も足シリーズ、今回の復習に加え、足アーチのコンディショニングを中心に行います。